ル・コルビュジエ 絵画から建築へ ピュリスムの時代

コルビュジエ展「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ – ピュリスムの時代」へ行ってきました。

コルビュジエは生前に美術館を建築したのは意外にも3つだけとのことでしたが、そのうちのひとつ、世界文化遺産の国立西洋美術館にて。


入場してすぐの「19世紀ホール」は撮影可能でした。
階段でなくスロープを使って上がっていくという構成は、空間の見え方の違いが楽しい。



コルビュジエは住居のことを
「住むために最小限の機能を備えた建築」を構想して
「la machine à habiter」(住むための機械)であると言っていたそうです。
装飾でなく合理性・機能性を重視した建築を表す言葉だと思います。

今回の展示は建築模型よりは絵画などから彼のルーツをたどる、という感じでした。
コルビュジエ自身が作った世界遺産の中での展示を観る…というのはなんとも至福の体験でありました。
オザンファン、ポール・デルメらと創刊した『エスプリ・ヌーヴォー』の実物も見れたし。
コルビュジエのいう理想的な身長が183cm(理想高すぎる)、その183cmの人が手を伸ばすと226cm…という「モデュロール」建築に関する蘊蓄も、音声ガイドを聴きながらストーリーをなぞるようで楽しかった。

フェルナン・レジェの「バレエ・メカニック」の映像にものすごくハマってしまって、ビデオの前で2回ループしてみてしまったのだけども、YouTubeにあがっていたという…

展示は5月まで開催しているので、終了間際は初夏の日差しでまた建物の中の光の感じが違うと思うのでまた行ってみたいなあ。

国立西洋美術館開館60周年記念 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代
https://lecorbusier2019.jp/

会期
2019年2月19日(火) ~ 5月19日(日)

開館時間
午前9時30分~午後5時30分(毎週金曜日・土曜日は午後8時まで)*入館は閉館の30分前まで

休館日
毎週月曜日(ただし3月25日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)

上野駅近く、桜がとても綺麗でした!
春ですね。。